電子書籍:コンテンツ配信方法について

電子書籍を配信するには大きく分けて以下の三つの方法があります。

1)ダウンロード型
  DRM保護されたコンテンツ又はコンテンツを同梱したアプリを端末や外部メモリにダウンロードして閲覧する。

2)ストリーミング型
  コンテンツを配信事業者から都度ダウンロードして閲覧する
  採用しているサービス:
   Spin Media(YAPPA) http://www.yappa.co.jp/onlinepaper/?lang=ja
   BookSurfing(CELSYS) DoCoMoWillcomなど

3)ネットワークストレージ型
  コンテンツを端末の特定の領域に取り込んでから閲覧する
  採用しているサービス:
   理想書店ボイジャー

上記の配信方式のそれぞれの長所、短所は以下の通り Androidの内蔵メモリについてですが、以下のようにかなり少なめです。
端末名 空き容量
HT03A 270MB
Xperia 440MB
Desire(X06HT) 130MB

コンテンツは買うんだからダウンロード型が良いという方が多いとは思いますが、雑誌、マンガなどですと結構な容量が必要になるため、ダウンロード型ですと購入してから読み始めるまでかなりの時間がかかってしまいます。また、iPhoneの場合SoftBankの都合※で3G回線経由でのダウンロードサイズは「20MBまで」という制限がありますので、

  「電車の中でコンテンツ選んでもその場で読めない」

という事が普通に起こります。
また、DRMをかけようとすると色々とめんどくさい事がありますので、電子書籍サービスを始めるのにストリーミング方式を採用するケースが多くなるようです。
なお、DoCoMoJavaアプリのフレームワークDoJaでは何故かSDBind(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/31067.html)のAPIが提供されているため、アプリ側でSDBindをかけてSDカード保存することで簡単にDRM的なものが出来たりします。他のプラットフォームにも欲しい…。
トラフィックに耐えられないから容量制限をお願いしたらしい…